Procreateで線画抽出する方法

Procreateで線画抽出する方法 イラストを描く
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どうも、iPad mini+Procreateでお絵描きしてるKumagoroです。

紙に描いたアナログ絵をProcreateに取り込んで、線画抽出してから色を塗りたい時、どうすればいいでしょう?

線画抽出したい!
Kumagoro
Kumagoro

Procreateにそんな機能ありましたっけ?

結論から言いますと、Procreateには線画抽出機能がありません。ですので、代わりの方法で線画抽出する必要があります。

ということで、Procreateで線画抽出っぽいことをする方法をご紹介しますね。

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Procreateには線画抽出機能がない

紙に描いた絵をスキャンやカメラ撮影した線画は、白いキャンバスの上に線が描かれた状態なので、Procreateで新規作成した時と同じ透明キャンバスの上に線が描かれた状態にするには、白い部分を削除して線だけにする、いわゆる線画抽出する必要があります。

線画抽出するには、CLIP STUDIOだと「輝度を透明度に変換」で一発で抽出できますし、メディバンペイントアイビスペイントだと画像取込時に線画抽出する機能があります。また、Photoshopなどのレタッチソフトですと、”アルファチャンネル“という透明度を扱う情報を操作して抽出する方法があります。

しかし、Procreateには現時点(バージョン 5.1.5)で線画を抽出する機能はありませんし、アルファチャンネルを操作して抽出する事もできません。

Kumagoro
Kumagoro

えー、じゃどーするんすか!?

では、どうするかというと、「選択ツール」を使用して無理やり線画抽出します。ただし、他のソフトにある線画抽出機能のようなきっちりした抽出をするのは難しいので、その辺りは割り切る必要があります。

Procreateでペン入れをした線画を抽出する

今回の手順では描いた線を自動選択ツールで抽出するので、できるだけはっきりとした太い線の方が抽出しやすいです。

Procreateで線画抽出-01
できるだけはっきりとした太い線でペン入れする。

紙に描いた下書きにきちんとペン入れをして、下書きはキレイに消しておいてください。細かいゴミもできるだけ取り除いておきましょう。

手描きのイラストをProcreateに読み込む

iPadへの取り込みは、可能であればスキャナーを使用して取り込むのがベストですが、iPadのカメラで撮影してもOKです。

撮影したイラストが暗い場合は、写真アプリで画質を調整しておきましょう。右上の「編集」から編集画面に入り、ハイライトシャドウコントラスト明るさなどの数値を調整し、線の黒と背景の白がはっきりメリハリがある状態にしておきます。

Procreateで線画抽出-02
画質調整をし、線と背景がメリハリがある状態にする。

調整が完了したらProcreateを起動して新規キャンバスを作成し、アクションパネルから「写真を挿入」をタップして調整したイラストファイルを読み込みます。

取り込んだ状態でまだ暗い場合や、メリハリが足らない場合は、「調整ツール」を開いて「カーブ」を選択し、グラフのカーブを操作してさらに線と背景にはっきりメリハリがつくように調整します。

Procreateで線画抽出-03
カーブでさらに画質調整をする。

線を選択する

選択ツール」を開いて、パネルから「自動」を選択します。

Procreateで線画抽出-05
選択ツールから「自動」を選択する。

黒い線の部分をタッチすると線が選択されて白くなります。

Procreateで線画抽出-05
自動選択ツールで黒い線の部分を選択する。

選択されていない部分がある場合は、そのまま続けてタッチすると追加で選択されますので、全て選択します。

全体的にまんべんなく選択されるよう、タッチしたペン先をそのまま左右にずらして、選択部分のしきい値が50%前後になるように調整します。

選択範囲を別レイヤーへ移動する

全て選択したら、三本指で下(もしくは上)にスワイプし、「カット&ペースト」を選択します。

Procreateで線画抽出-07
選択した線の部分を、カット&ペーストで別レイヤーへ移動する。

先ほど選択した線の部分が切り抜かれて別レイヤーへ移動しますので、元のレイヤーは削除します。

Procreateで線画抽出-07
選択した線の部分が切り抜かれて別レイヤーへ移動する。

線画が抽出される

白い部分が削除されて線画だけが抽出された状態になり、背景が透けて見えるようになります。

Procreateで線画抽出-08
白い部分が削除されて線画だけが抽出され、背景が透けて見える。

線画を残したまま、線画レイヤー下に着色できます。

Procreateで線画抽出-09
線画レイヤーの下に着色できるようになる。

線画抽出されたら着色して完成です。

Procreateで線画抽出-10
完成。
Kumagoro
Kumagoro

カッチリとペン入れを入れた太めのラインのイラストは、Procreateの自動選択でも、わりと線画抽出しやすいんですね!

Procreateで鉛筆で描いた単純な線画を抽出する

先ほどはきちんとペン入れをした、はっきりとした太い線の線画を抽出しましたが、次に鉛筆で描いた単純な手描き風線画を抽出してみます。

手描きのイラストをProcreateに読み込む

ペン入れをした線画の時と同様に、鉛筆で描いた線画をカメラで撮影しProcreateに読み込みます。

Procreateで線画抽出-01
かすれや濃淡のある鉛筆で描いたイラストを読み込む。

調整ツール」を開いて「カーブ」を選択し、グラフのカーブを操作して線と背景にはっきりメリハリがつくように調整します。

Procreateで線画抽出-12
カーブでメリハリがつくよう調整する。

線を選択する

選択ツール」を開いて、パネルから「自動」を選択します。

黒い線の部分をタッチすると線が選択されて白くなります。

Procreateで線画抽出-13
自動選択ツールで黒い線の部分を選択する。

選択されていない部分がある場合は、そのまま続けてタッチすると追加で選択されますので、全て選択します。

全体的にまんべんなく選択されるよう、タッチしたペン先をそのまま左右にずらして、選択部分のしきい値が50%前後になるように調整します。

鉛筆で描いた線画はかすれや濃淡があり、きちんとペン入れをした線画よりも選択がしにくくなりますので、できるだけ理想の状態になるように丁寧にしきい値を調整していきます。

選択範囲を別レイヤーへ移動する

全て選択したら、三本指で下(もしくは上)にスワイプし、「カット&ペースト」を選択します。

先ほど選択した線の部分が切り抜かれて別レイヤーへ移動しますので、元のレイヤーは削除します。

線画が抽出される

白い部分が削除されて線画だけが抽出された状態になり、背景が透けて見えるようになります。

Procreateで線画抽出-14
白い部分が削除されて線画だけが抽出され、背景が透けて見える。

抽出された線画は、単純な線画であればかすれや濃淡があっても比較的きちんと選択されています。

あとは着色して完成です。

Procreateで線画抽出-15
完成。
Kumagoro
Kumagoro

少しぐらいかすれや濃淡のある鉛筆画でも、単純なものなら自動選択でも結構抽出できるんですね!

Procreateで鉛筆で描いた複雑な線画を抽出する

次は、さらに複雑な手描き風線画を抽出してみます。

Procreateで線画抽出-16
さらにかすれや濃淡の多い鉛筆で描いたイラストを読み込む。

落書きではありますが、鉛筆特有のかすれや濃淡がある部分が多く、選択ツールだけで選択するには一筋縄ではいかない感じの、ジェニファー・ローレンスの線画があったのでこれを取り込んでみます。

手描きのイラストをProcreateに読み込む

線画をカメラで撮影し、写真アプリで画質調整を済ませてからProcreateに読み込みます。

Procreateで線画抽出-17
画質調整をし、線と背景がメリハリがある状態にする。

調整ツール」を開いて「カーブ」を選択し、グラフのカーブを操作して線と背景にはっきりメリハリがつくように調整します。

Procreateで線画抽出-18
カーブでメリハリがつくよう調整する。

線を選択する

選択ツール」を開いて、パネルから「自動」を選択します。

黒い線の部分をタッチすると線が選択されて白くなります。

Procreateで線画抽出-19
選択ツールから「自動」を選択する。

選択しきれない部分は、一つ一つ根気よく追加で選択していきます。

選択されていない部分がある場合は、そのまま続けてタッチすると追加で選択されますので、全て選択します。

複雑な濃淡のある線画は、選択部分のしきい値を調整しても一度で全ての線を選択するのはかなり難しいので、選択に失敗したらその度にやり直しながら、コツコツ選択していく必要があります。

また、仕上がりに影響するので、細かい部分は拡大をしながら選択するなど、できるだけ丁寧に全ての線を選択します。

選択範囲を別レイヤーへ移動する

全ての線を選択したら、三本指で下(もしくは上)にスワイプし、「カット&ペースト」を選択します。

Procreateで線画抽出-20
選択した線の部分を、カット&ペーストで別レイヤーへ移動する。

先ほど選択した線の部分が切り抜かれて別レイヤーへ移動しますので、元のレイヤーは削除します。

線画が抽出される

白い部分が削除されて線画だけが抽出された状態になり、背景が透けて見えるようになります。

Procreateで線画抽出-21
白い部分が削除されて線画だけが抽出され、背景が透けて見える。

ただし、線画のアウトラインが複雑なので、白い部分まで余計に選択されたり逆に選択しきれずに抽出できない部分が若干あります。

ここはどれだけ丁寧に選択するかにもよりますが、限界もあるので割り切りが必要です。

あとは着色して完成です。

Procreateで線画抽出-22
完成。これはこれで味がある?
Kumagoro
Kumagoro

若干雑な線画抽出ではありますが、出来上がりとしてはこれはこれで味はあるかも!

メディバンペイントを使って線画抽出する

ここまでご紹介した方法のように、Procreateでの線画抽出は、自動選択機能でできなくはないですが、やはりその労力と仕上がりのクオリティーを考えると、他のアプリで線画抽出する方が楽!早い!そしてキレイだと思います。

色々な方法はありますが、今回は無料で使える「メディバンペイント」というイラストアプリで線画抽出する方法も、合わせてご紹介しておきます。

まだメディバンペイントを使っていない人は、ダウンロードしてインストールしてみてください。

メディバンペイントで線画抽出して読み込む

メディバンペイントを起動し、「新しいキャンバス」をタップします。

Procreateで線画抽出-23
メディバンペイントを起動し、「新しいキャンバス」をタップする。

今回はカメラで撮影して取り込むので、「カメラで撮影してインポート」をタップします。

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プルダウンから「カメラで撮影してインポート」をタップする。

メディバンペイントのファイルのインポートは、カメラで撮影するだけでなく、「スキャンしてインポート」、「画像を選択してインポート」、「他のアプリからインポート」など、様々な方法でインポートした下書きから線画抽出することも可能です。

カメラ画面になるので下書きを撮影し、右下の「写真を使用」をタップします。

Procreateで線画抽出-25
下書きをカメラで撮影したら、右下の「写真を使用」をタップする。

「追加した画像を線画抽出しますか?」と聞かれるので、「線画抽出する」をタップします。

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線画抽出するか聞かれるので「線画抽出する」をタップする。

シャドー」「中間調」「ハイライト」のスライダーを操作して、線の黒と背景の白がはっきりメリハリがある状態に調整し、完了したら、右上の「完了」をタップします。。

Procreateで線画抽出-27
スライダーを調査して調整し、終了したら右上の「完了」をタップする。

「線画抽出レイヤーを保護しますか?」と聞かれるので、「保護しない」をタップします。

「保護する」を選んでも問題はありませんが、Procreateへエクスポートするとロックは外れます。

Procreateで線画抽出-28
線画抽出レイヤーを保護するか聞かれるので「保護しない」をタップする。

Procreateへエクスポートする

左上の三本線のアイコンをタップし、開いたメニューから「png/jpg形式でエクスポート」をタップします。

Procreateで線画抽出-29
左上の三本線をタップし、「png/jpg形式でエクスポート」をタップする。

「ファイル形式を選択してシェア」という画面が表示されるので、透明部分を保持したままエクスポートするため「PNG(透過)」をタップします。

Procreateで線画抽出-30
ファイル形式から「PNG(透過)」を選んでタップする。

エクスポート先のProcreateアイコンをタップします。

Procreateで線画抽出-31
export先に「Procreate」を選択してタップする。

Procreateにファイルが送られます。

Procreateで線画抽出-32
Procreateにファイルが送られる。

Procreateのギャラリーに「export」という名前でファイルが送られています。

Procreateで線画抽出-33
Procreateのギャラリーに「export」という名前でファイルが送られている。

線画抽出ファイルをクリンナップする

Procreateでファイルを開きます。

Procreateで線画抽出-34
Procreateでexportされたファイルを開く。

背景色を変えて線画の背景が透けて見えるか確認します。

Procreateで線画抽出-35
背景色を変えてみて、背景が透過されることを確認する。

線画から必要な部分のみ選択して、不要な部分は削除し、線画抽出完了です。

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線画から必要な部分のみ選択し、不要な部分は削除する。

バッチリ線画抽出されているので、あとは着色して完成です。

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完成。バッチリ線画抽出されている。

この方法は、Procreateの自動選択機能のみで抽出したファイルよりも、確実にクオリティが高く、かつ早く線画抽出が完了しますので、オススメです。

Kumagoro
Kumagoro

ラフなイラストを線画抽出するなら、この方法が一番キレイですね!

(まとめ)Procreateでも線画抽出はできる

今回ご紹介したように、線画抽出機能のないProcreateでも、選択ツールを使用すればある程度の線画抽出はできます

ただ、クオリティ的にあまり良くないので、精度にこだわるなら他のペイントソフトの線画抽出機能を使い、その後にProcreateに読み込むという使い方がベストなのではないかと思います。

また、あえて線画抽出せず、レイヤーを乗算モードにして着色するという方法もあります。

Kumagoro
Kumagoro

みなさんがやりやすく、ベストと思う方法で線画抽出してみよう!

線画抽出できたら、次は線画の色を変えてみましょう!

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